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意外と知られていない医薬品・健康食品・サプリメントに関する正しい知識を、薬剤師免許を持ちながらも某大手製薬会社に勤務しているメイが、手取り足取り伝授する無料メールマガジンです。
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日焼け止め
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毎年のように新商品が出る“日焼け止め”。
ふと成分表示を見ると、なんかカタカナがいっぱい書いてある…。
しかも、どの成分が紫外線からお肌を守ってくれているのかさっぱり不明。
ということで、今回は“日焼け止め化粧品”です。
≪成分の種類≫
日焼け止めに含まれている、成分は大きく分けて2つの種類があります。
1.紫外線散乱剤=紫外線を跳ね返す(反射させる)働きをもちます。(酸化チタン、酸化亜鉛etc.)
お肌への負担がとても少ないものです。
敏感肌用とか、ベビー用製品には、こっちが入っていることが多いですね。
ただ、ちょっと塗ると白っぽくなるような感じがするものが多いです。
2.紫外線吸収剤=紫外線を肌の表面で吸収します(メトキシケイ皮酸オクチル、ジメチルPABAオクチル、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン etc.)
私の買った日焼け止めの成分にも“メトキシケイ皮酸オクチル”が入っていました。
これが紫外線からお肌を守ってくれていたんですね。判明したところで気分スッキリ。
が、しかし、もうちょっと詳しく調べてみると…。
紫外線を一度吸収して、肌のたんぱく質と反応させることによって、熱エネルギーに変化した上で、結果的に紫外線を放出させているという仕組みらしいのです。
さらに、紫外線散乱剤よりも、お肌への負担が大きいようです。
…!? 無謀にも、今日顔に塗ってしまいました。。
今のところ、ヒリヒリ感とか何もありませんが、ニキビが出来ないことを願います。
もし、こういった日焼け止めで刺激など感じたらすぐに使用をやめて下さいね。
≪紫外線の種類≫
紫外線はそのエネルギーの強さによって、UVAとUVB、UVCの3つに分類されます。
UVCとUVBの一部はオゾン層で吸収されてしまうため、地上に届きません。
憎き日焼けの原因になるのは、UVAとUVBです。
UVA:エネルギーは弱いが、身体の中にじわじわと入り込み、灼くタイプ。
UVB:エネルギーが強く、いわゆる日焼けを起こすタイプ。
日焼け止め化粧品にはこの2つの紫外線を防ぐ目安として、
それぞれ“PA”と“SPF”の表示がされています。
日焼け止めを買うとき、どうしても数値や+の数が多いものに手が伸びてしまいがち。
しかも、買った後は、この“PA”と“SPF”って、全く意識しないんですよね。
“PA”“SPF”の正しい知識を身につけて、ベストな日焼け止めを選びましょう。
≪PAはUVAを防ぐ目安≫
UVAは、エネルギーは弱いが、身体の中にじわじわと入り込み灼くタイプの紫外線。
生物に与える影響はUVBの100分の1〜1000分の1と弱いのですが、表皮を通り越して真皮にまで達し、シワをつくるのです。
女性にとって、とても恐ろしく、そして、タチの悪い紫外線といえます。
というのは、これは、「意識しない」紫外線なので、ついケアを怠りがち。
私もついつい、「今日は曇りだからいいや」と思ってしまうのですが、次の2点を知ってから、UV遮断のカーテンを引きっぱなしです。。
・ 晴れでも、曇りの日でも、量は変わらない
・ 窓ガラスを透過するので、室内にいても浴びる(量は1/2に減少)
そのUVA防止効果の程度は、PA(Protection Grade of UVA)で表され、PAは、「+」の数で表示されています。
UVAによって肌が黒くなる性質を利用した測定方法で求められています。
PA+< PA++< PA+++
= (UVA防止効果が) ある<かなりある<非常にある
だそうです。記号そのままでした。。
≪SPFはUVBを防ぐ目安≫
UVBは、エネルギーが強く、いわゆる日焼けを起こすタイプの紫外線。
太陽からの紫外線の中でUVBが占める割合は10%未満とわずかです。
でも、UVBは肌に炎症を起こし、色素沈着を起こす原因にもなります。
繰り返し浴びると、肌の老化や皮膚がんを誘発するおそれがあります。
UVAと比べると、次のところがちょっと違います。
・ 曇りの日は、量が1/3程度に減る(なくなるわけではない)
・ 窓ガラスにほとんど吸収されるので、室内には入ってこない
UVB防止効果の程度は、SPF (Sun Protection Factor)で表され、UVBによって肌が赤くなる性質を利用した測定方法で求められています。
SPFは2から50までの数値で表されますが、表示する数値には上限があります。
あれ?以前、SPF60とか70とかそんな日焼け止めを見た記憶が…。
これは2000年に、SPFの上限設定が行われたからだそうです。
(日本化粧品工業連合会が策定した「SPF測定法基準」によるもの)
つまり、SPF51以上の商品については、「SPF50+」と表示することになったのです。
それにもかかわらず、最近SPFが3桁のブツを見たことがあるのですが、怪しすぎて買う気になりませんでした。
しかも、そこまで高いSPFにする意味はあるんでしょうか。
≪SPF数値が高ければ良い!?≫
そもそも、SPFは紫外線防止効果の「強さ」ではなく「時間」を表わすものです。
平均的日本人が、夏の海辺で日光浴をすると、約25分で肌が赤くなり始める。
SPFは、そうなるまでの時間を何倍引きのばせるのか?という値です。
つまり「SPF10」の日焼け止めを使えば、25分の10倍、約4時間赤くならずにいられる、ということです。
だとしたら、めんどくさがりの私には、大きい数字のものを1回塗るのが向いているのでしょうか…?
違います、よね。
数値の大きいものは、当然、肌への負担も大きいのです。
それどころか、どんなにSPF値が大きくても、汗をかいたり、服とこすれたりして、落ちてしまうことだって良くあります。
こういった理由から、あまり高いSPF値は不要とする皮膚科専門医も少なくないみたいです。
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