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意外と知られていない医薬品・健康食品・サプリメントに関する正しい知識を、薬剤師免許を持ちながらも某大手製薬会社に勤務しているメイが、手取り足取り伝授する無料メールマガジンです。
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カプサイシン
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“ハバネロ”という世界で一番辛い唐辛子をご存知でしょうか?
先日、(例のお菓子で)このハバネロを初体験しました。
お菓子だから、と油断していたのですが、普段とケタ違いの辛さに体はポカポカというかボーボー。
きっと体脂肪も少しは燃えてくれたことでしょう。
関連して、今回は、カプサイシンを取り上げてみることにしました。
≪薬としての効用≫
唐辛子の辛味成分 カプサイシンは、白色の結晶です。
ダイエット、体脂肪燃焼に効く成分として一人歩きしてしまっていますが、アトピーなどのかゆみ止めとしても、日本薬局方でその効能が認められています。
もちろんカプサイシンの粉も、ちゃんと薬局に置いてあって、軟膏として「帯状疱疹後の神経痛」や「糖尿病性の神経障害」等に用いられています。ドラッグストアで売っている、温シップにも配合されています。
主な作用は、鎮痛、消化管運動亢進、エネルギー代謝促進、があります。
その他に減塩効果と免疫力のアップにも良いそうです。
減塩効果…少量の塩分でも、カプサイシンと一緒になると十分に塩辛さを感じるため 、塩分の摂り過ぎを抑えることができるそうです。
免疫力強化…血液中の好中球(白血球の一部)という組織の働きが通常の約3倍も良くなり 、免疫力を高める
最近では、美肌効果や発ガン抑制などの効果があるとも話題になっていますね。
≪ダイエット効果≫
“カプサイシンで痩せる”という研究が発表されたのは、1997年の日本肥満学会です。
胃や小腸で吸収されたカプサイシンは 、血液で脳へと運ばれ 、アドレナリンの分泌を促します。
アドレナリンは脂肪を分解して、熱エネルギーとして活用します。
そのため運動をしなくても 、熱くなり 、有酸素運動並みの汗が出てくるわけです。
同時に 、からだが温まり血行が良くなると、冷えやむくみも改善されていきます。
運動による脂肪燃焼とは異なり 、カプサイシンには即効性があり 、
食後すぐに脂肪を燃やし始めることからダイエットにも非常に効果的なのです
さらに毛細血管を収縮して心臓の動きを活発にしますが、
カフェインのように、血圧上昇作用があまりないことも報告されています。
これらの作用から、カプサイシンには肥満予防、強精・老化防止に効果があるといわれます
また、カプサイシンは皮膚から浸透させることもできるので、
唐辛子入り靴下、唐辛子入りマニュキュア、唐辛子入り入浴剤といった商品も見かけます。
≪辛さの単位:スコヴィル≫
最後に、辛さのトリビアを一つ。
カプサイシン類の辛さは、「スコヴィル単位」で表されます。
これは、カプサイシン抽出液に、甘い水を一定の割合で加えていき、舌が辛味を認識できるぎりぎりのところまで希釈していきます。
日本の“鷹の爪”は5万〜6万倍の甘い水を加えて辛さを感じなくなるので、スコヴィル単位は50,000〜60,000。また、カプサイシンを含まないピーマンは0。
そして、ハバネロは300,000と表されます。
ただし,現在は機械でカプサイシン量を測定し、スコヴィル単位としているそうです。
(ちなみに、警察官用催涙スプレーは5,300,000らしいです。ハバネロと比べると、いかに強烈なのかわかりますね。)
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